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医療対話推進者養成セミナー

患者・家族と医療機関の職員の間で生じた様々な問題等について、対話を通じて協働的かつ柔軟に解決していこうとする、『医療コンフリクト・マネジメント』という考え方をもとに、両者の円滑な対話関係の構築に向けて、対話の橋渡し役となる『医療対話推進者』を養成するプログラムです。

2004年度(平成16年度)より「医療コンフリクト・マネジメントセミナー」という名称で開始した後、2013年(平成25年)1月に厚生労働省医政局より送付された「医療対話推進者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成指針」に準拠した内容に改定し、2013年度(平成25年度)より現在の名称に変更しました。

セミナー概要

2021年度からオンラインセミナーを導入しました。従来型の導入編+基礎編より総論(講義動画の視聴)+各論に変わりました。各論(グループワークとロールプレイが中心)はセミナーの受講方法を①オンラインライブ②対面のどちらかを選択することができます。
患者サポート体制充実加算の要件対象の研修として受講される場合、総論+各論の全工程(20時間以上)の習得が必要です。

総論(講義動画の視聴)(400分)

オンデマンド配信による講義動画にて、コンフリクト・マネジメントの概要をお伝えするとともに、医療安全や、両者の円滑な対話に必要な基礎知識学びます。

各論(①Webライブ(※1)と②対面(※2)どちらかを受講)
※1 Webライブに参加(850分) ※2会場に集合して参加(820分)

医療現場における患者・家族と医療機関の職員の対話スキルや事例をもとに、ロールプレイやグループワークを通じてディスカッションしながら対応について学びます。

プログラム

 総論・各論Web開催

 講義動画(総論)事前動画学習 オンデマンド1 (320分)

講義動画
医療安全学概論(35分×2)
医療メディエーション総論1(40分)
医療メディエーション総論2(40分)
医療メディエーション総論3(30分)
医療と法(30分)
謝罪~医療事故被害者の望み~(30分×2)
医療事故に遭遇した医療者への支援(30分)
医療メディエーションの進め方(20分)

webライブ(各論)A日程(215分)

Webライブ
アイスブレイク、相談者対応の傾聴・姿勢
学習の進め方
ロールプレイ1による事例対応と振り返り
IPI分析

webライブ(各論)B日程(290分)

Webライブ
対話の基本的技法
ロールプレイ2による事例対応と振り返り
ロールプレイ3による事例対応と振り返り

講義動画(総論)事前動画学習 オンデマンド2 (80分)

講義動画
医療対話推進者の役割や業務①(30分)
医療対話推進者の役割と業務②(35分)
患者家族支援に関する院内教育・研修などの実践(15分)

webライブ(各論)C日程(195分)

Webライブ
ロールプレイ4・5による事例対応と振り返り
グループワーク:患者・家族相談支援体制

webライブ(各論)D日程(150分)

Webライブ
グループワーク:治療に関する意思決定・擁護に関する(臨床倫理)に関する事例療にまつわる事例
グループワーク:患者・家族支援についての職員に対する研修の企画・運営 、担当者の継続学習の必要性

 総論Web・各論対面開催

 講義動画(総論)事前動画学習 オンデマンド (400分)

講義動画
医療安全学概論(35分×2)
医療メディエーション総論1(40分)
医療メディエーション総論2(40分)
医療メディエーション総論3(30分)
医療と法(30分)
謝罪~医療事故被害者の望み~(30分×2)
医療事故に遭遇した医療者への支援(30分)
医療メディエーションの進め方(20分)
医療対話推進者の役割や業務①(30分)
医療対話推進者の役割と業務②(35分)
患者家族支援に関する院内教育・研修などの実践(15分)

対面研修1日目(各論)(410分)

対面
学習の進め方+アイスブレイク(60分)
対話の基本的技法(70分)
実践取り組み事例(60分)
椅子物語 IPI分析(70分)
メディエーションの流れ(60分)
ロールプレイ(カルテ間違い事例)課題発見(90分)

対面研修2日目(各論)(410分)

対面
医療安全と医療メディエーション(70分)
対話の技法+メディエーションtipss(70分)
ロールプレイ(薬の副作用事例)(90分)
ロールプレイ(苦情事例)(90分)
ロールプレイ(死亡事例)(90分)

講師

氏名所属先名称部署名役職名
植田 信策(うえだ しんさく)石巻赤十字病院副院長
遠田 光子(えんた みつこ)公益財団法人日本医療機能評価機構教育研修事業部長
奥津 啓子(おくつ けいこ)武蔵野赤十字病院医療安全推進センター 患者相談室室長
荒神 裕之(こうじん ひろゆき)山梨大学大学院総合研究部医学域医療安全学講座教授
志賀 隆(しが ゆたか)公益財団法人仁泉会医学研究所北福島医療センター名誉院長
菅俣 弘道(すがまた ひろみち)医療事故市民オンブズマン・メディオ 副議長
東海大学医学部附属病院医療事故被害者家族
戸谷 ゆかり(とや ゆかり) JA愛知厚生連海南病院医療福祉相談課専従 医療メディエーター  
橋本 廸生(はしもと みちお)公益財団法人日本医療機能評価機構常務理事
福田 紀子(ふくだ のりこ)慶應義塾大学看護医療学部 精神看護学分野准教授
保科 英子(ほしな えいこ)社会医療法人緑壮会 金田病院 医療安全管理部長
三田 聖子(みた せいこ)横浜労災病院患者サポートセンターメディエーター
村山 博和(むらやま ひろかず)鎗田病院外科医師
✻ 日本医療メディエーター協会シニアトレーナー   

詳細情報

対象医療機関等にご所属の方
※職種は問いません。
回数年4~6回程度
開催方法講義動画(オンデマンド配信)/Webライブ(Zoomミーテイング)または対面
形式講義・ロールプレイ・グループワーク
定員総論Web・各論Web開催 各84名程度(先着順)
総論Web・各論対面開催 各30程度(先着順)
費用①認定病院、受審申込済病院に所属の方
 41,000円(単価) 4,100円(消費税) 45,100円(税込)
②日本医師会会員、会員が開設する病院・診療所に所属の方
 41,000円(単価) 4,100円(消費税) 45,100円(税込)
 ※お申し込みの際に日本医師会会員ID番号をご入力ください。
③その他の方
 55,000円(単価) 5,500円(消費税) 60,500円(税込)
※事前振込制です
注意事項※参加確定後のキャンセルは、ご遠慮ください。お振込いただいた参加費は、
 原則として返金できませんので、予めご了承ください。
※請求書の体裁・送付方法に関する個別対応は原則いたしかねます。
※受講者の変更は、事前学習動画オンデマンド配信開始4週間前までは、受付可能です。
 それより後の変更については、新規でのお申込みとなりますのでご了承ください。
 またオンデマンド開始後の変更は、受け付けられませんのでご了承ください。
その他総論と各論の両方を受講した方に「認定証」を発行します。
お問い合わせについて

認定後の学習支援

認定後の継続的な学習のために、学習動画の発信による学習支援を行っています。
病院内や自宅でも学習でき、継続的に学習することができます。また、評価機構で行う各種セミナーなど、患者相談の場面などに参考になる情報を適宜ご案内します。
医療クオリティ マネジャー養成セミナー

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医療対話推進者養成セミナー

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医療安全アドバンスコース

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JQ医療安全管理者養成研修

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