医療対話推進者養成セミナーは、医療機関の職員が、患者・家族からの様々な相談に対応するために必要な知識、技術を習得し、両者の情報共有、相互理解を進めていけるように対話を支援し、日本の医療現場での関係の構築や対話文化の醸成に貢献することを目的としています。
平成25年1月に厚生労働省医政局より送付された「医療対話推進者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成指針」においても、「患者・家族支援の業務に携わるものとして、継続的に学習と経験を重ねていくことは必須の要件である」と定められています。
評価機構では、今後の医療対話推進者養成において継続的な学習の場の提供が重要と考え、平成27年10月より認定・更新制度(本制度)の運用を開始しました。
認定
医療対話推進者養成セミナー(総論+各論)を修了された方に、「医療対話推進者」として認定し、認定証を発行しています。また、認定期間中の継続的な学習を目的に、動画・研修案内などの学習支援を行っています。
[認定特典]
- 自己実現の場の提供
- 学習支援サイトの使用
- 動画視聴
- 医療の質に関する学習の場の提供
- 社会的評価および評価機構とのつながり
- 「認定医療対話推進者」の名称使用
- 機構・受講者および受講者間の情報共有の場の提供
- セミナープログラム開発等の検討メンバーとして招聘
- セミナー・研修の優待価格での受講
- 評価機構が開催するフォローアップセミナーの受講
【発行団体】
公益社団法人 日本医師会
公益財団法人 日本医療機能評価機構
認定・更新の流れ
認定期間中(約3年間)
- 総論・各論で得たスキルや考え方(メディエーション等)を自院での業務の中で実践し、より対話スキルについて理解を深めます。
- フォローアップセミナーや学会等に参加し、対話の促進や対話文化の構築に向けた知識のスキルをより深め、医療対話推進者としてのスキルを習得します。
- 動画等を活用し、継続的に学習します。
認定更新審査
- 認定期間中に学習された実績(認定更新要件取得)を元に、当機構で行う更新審査部会にて認定を承認します。
更新の要件
- 以下のいづれかの要件を満たすことで認定更新申請ができます。
- 「必修科目」を3科目習得する。
- 「必修科目」を2科目と「選択科目」を1科目を合わせて3科目習得する。
- 「必修科目」を1科目と「選択科目」を2科目を合わせて3科目習得する。
注意1:必修科目、選択科目どちらも受講を証明できる書類を提出を要する。
注意2:各論をWebで修了した方は、2回目の更新までに対面式でロールプレイの
あるフォローアップセミナー(継続研修)を1科目習得する。
費用
11,000円(税込み)
- 内訳
- 更新料(5,000円)
- 情報提供料(5,000円)
- 消費税(1,000円)
認定期間の延長について
COVID-19の影響により、2020年度の継続研修の開催回数を制限しておりました。
そのため、皆様の認定期間を1年延長としております。